2026/05/12 18:15
FKAツイッグスが、ジャズ・エイジの伝説的人物である故ジョセフィン・ベイカーを描く伝記映画の撮影を今年後半に開始し、これまでで最も難しい演技に挑む。タイトル未定の本作はマイムナ・ドゥクレ監督(『キュティーズ!』、『ハワ』)が手がけ、スタジオカナルが資金提供および共同製作を担当する。現地時間2026年5月12日に開幕し23日まで開催される【カンヌ映画祭】でセールスに出品される。
米バラエティによると、38歳のFKAツイッグス(本名タリア・デブレット・バーネット)は声明で、「非常に才能豊かなマイムナ・ドゥクレとこの素晴らしいプロジェクトでご一緒できることを光栄に思います。ジョセフィン・ベイカーの並外れたレガシーは、私にとっても世界中の多くの人々にとっても大きなインスピレーションの源です。彼女は先駆的な女性として今日においても、力強くて今なお関連性を持つその物語とともに、私たちの心の中に生き続けています。ジョセフィン・ベイカーを体現し、彼女の闘い、愛、喪失、才能、そして英雄的な精神をスクリーンに映し出すのが今から待ちきれません」と述べた。
ドゥクレは本作の脚本・監督に加え、自身の製作会社Bien Ou Bien Prods.のもとでプロデュースも担当する。
現在全米劇場公開中のアン・ハサウェイとミカエラ・コールが出演する音楽ドラマ映画『Mother Mary』にも出演しているFKAツイッグスが新作映画で演じるのは、米セントルイス出身のシンガー、ダンサー、女優、そして活動家という難易度が高い人物像だ。ベイカーはフランスで名声を得て、1927年のサイレント映画『Siren of the Tropics』で主要映画に主演した初の黒人女性となった。エネルギッシュなパフォーマンスと型破りな舞台衣装で知られた彼女は、第二次世界大戦中にフランスのレジスタンスのスパイとして活動し、歌詞の中に暗号化したメッセージを隠して敵対勢力からフランスへと密かに持ち込んだ。また1968年に米ワシントンD.C.で行われた公民権運動の“貧者の行進”における唯一の女性スピーカーでもあった。
“ブラック・ビーナス”と称されたベイカーは、舞台から離れる時期を設け、自ら“レインボー・トライブ”と呼んだ、様々な国や境遇を持つ12人の養子を育て上げた。1975年4月、パリのボビノ劇場でのショーの後に68歳で死去した。米バラエティによると、本プロジェクトはベイカーの息子たち、ジャン=クロード・ブイヨン・ベイカーとブライアン・ブイヨン・ベイカー、そしてレインボー・トライブのほかのメンバーたちの支持を得て開発が進められている。
ドゥクレ監督は声明で、「ジョセフィン・ベイカーは長年、私の中に生き続けてきました。この映画に取り組むなかで、彼女がいかに現代的で、恐れを知らず、複雑な人物であったかを改めて実感しています。伝説の先に、彼女の矛盾、傷、そして計り知れない勇気と、尊厳をかけた不屈の闘いを描き出したいと思っています。稀有な芸術性と知性、そして感情の深みをこの役に注ぎ込む卓越したFKAツイッグスとともに、スタジオカナルと力を合わせてジョセフィンの物語を世界の観客に届けられることは非常に光栄です。自らを刷新し続け、正義と平等のために闘い続けた一人の女性の物語を」と述べている。
同誌によると、スタジオカナルは英国、フランス、ドイツ、イタリア、ベネルクス、ポーランド、オーストラリア、ニュージーランドの自社テリトリーにて劇場公開する予定で、北米での配給については現時点で情報は明らかにされていない。
FKAツイッグスは昨年11月に4thスタジオ・アルバム『EUSEXUA Afterglow』をリリースしている。
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